2017年1月19日(木)
- 牡蠣
仮屋湾産養殖カキの出荷自主規制について
≪仮屋湾内のカキ養殖漁場≫
(2017.01.18)
1月16日に採取した仮屋湾産の養殖カキから、食品衛生法により定められた基準値(4.0マウスユニット)以上の「麻痺性貝毒」が検出されました。
これは、カキなどの二枚貝がエサとなるプランクトンと一緒に貝毒プランクトンも捕食してしまうため、毒が蓄積されカキが毒化してしまう現象です。
今年は、年明けから貝毒プランクトンの数も急激に増加しており、1月10日の水産振興センターによる簡易検査において、注意基準値(2.0マウスユニット)を超えたため、湾内のカキは早急に全面出荷停止としておりました。
そのため、毒化したカキが市場に出回る事はありませんが、すでに多くの生産者は貝毒プランクトンが増加する前に、安全な湾外の漁場(水の浦)へカキを移動しており、移動していたカキからは公的機関による検査においても貝毒は検出されず、安全が確認されましたので、湾外カキの出荷を再開いたしております。
湾内での貝毒が落ち着くまでは湾外漁場のカキのみを出荷していく事となりますが、湾外漁場においても毎週水質や貝毒等のモニタリング調査を行い、安全で美味しいカキを皆様の元へお届けできるよう、生産者一同頑張って参ります!(^^)/
今後とも皆様からの温かいご声援のほど、よろしくお願いいたします(^^♪
≪湾外、水の浦漁場≫ ※奥に見える岩は通称ワクド瀬
≪丸カゴに分養され湾外漁場に移動したカキ≫
≪出荷前に紫外線殺菌水にて養成しているカキ≫